おきなわ工芸の杜おきなわ工芸の杜

沖縄県琉球ガラス製造協同組合

今の時代を生きる職人を支え、未来の職人が安心して働ける環境をつくる。
そしてより多くの人に、手仕事の美しさを手に取って感じてもらいたい。
琉球ガラスがこれから何十年先も、ずっと輝いていてほしい。
そんな想いのもとに18の工房が集い、2018年沖縄県琉球ガラス製造協同組合は誕生しました。

沖縄におけるガラス製造は、1910年薩摩の商人が創設した「沖縄硝子製造所」が始まりでした。
運営は県外出身の商人や職人が中心でしたが、県出身者では、故・阿波根宗忠が働いていたと言われています。
当時使われていた素材は今と変わらず原料と廃ガラスであり、ランプ・ホヤ・薬瓶・ハエ取り器などが作られていました。
1920年頃には、同じく県外出身の商人による「福田硝子製造所」や「前田硝子製造所」といった新しいガラス産業は確立されていきました。
1944年、第二次世界大戦の沖縄大空襲で那覇にあったガラス工房は焼失し、煌々と燃えていた硝子の火は止まってしまいました。

戦争が終わり、1950年頃再びガラス製造を開始したのは、
「前田硝子製造所」の息子であり、「沖縄ガラス工業所」と名前を変えてガラス製造を再開。
1952年、「沖縄ガラス工場」で働いていた職人が経営を引き継ぎ、今も那覇で製造を続ける「奥原硝子製造所」として新たに舵を取りました。

この頃使用されていた素材は、コーラ瓶やビール瓶などの廃ガラスであり、作られる製品は県民向けのハエ取り器や菓子瓶といった日用品以外にも、
米国人がオーダーしたパンチボウルセットやモール瓶、ワイングラスなどがありました。
1960年頃になると徐々に新しいガラス工房が増え始め、沖縄ガラス産業は一気に発展していくことになります。
1972年沖縄が日本復帰を果たした頃、アメリカ向けの製品が主流だった琉球ガラスは本土向けの製品へと変化していきました。

技法や素材にも変化が現れ、琉球ガラスの特徴の一つでもある泡ガラスの技法が業界内に定着したり、原料を使ったガラスも再び作られるようになりました。
そうして時代の経過とともに個人工房が増え、現在は離島を含む沖縄県全域で琉球ガラスが作られるようになったのです。

明治時代に県外の商人によって始まり、昭和時代には激しい戦火を受け、そして再び舞い戻り今の琉球ガラスがあります。
こうした時代の移り変わりと共に、琉球ガラスは革新を続け、成長してきました。
先代の商人や職人たちが残したものを、わたしたちはこれからも守り続けます。

基本情報

代表者名松田 英吉
設立年月日平成30年5月1日
組合員数81人
Facebookhttps://www.facebook.com/OkinawaRyukyuGlass/?ref=p…

沿革

2018年沖縄県琉球ガラス製造協同組合 設立
​​設立:5月1日

組合ブランドBook 作成
催事、県内道の駅及び観光協会へ配布

「2018年沖縄の物産と観光フェア」出展
会期:7月6日~8日
場所:イオンモール沖縄ライカム1F グラウンドスクエア(沖縄県)

「沖縄県琉球ガラス製造協同組合展」開催
会期:7月26日~9月4日
場所:琉球伝統工芸館fuzo 銀座わしたショップB1F(東京都)

「平成30年度沖縄工芸ふれあい広場」出展
会期:9月7日~9日
場所:時事通信ホール(東京都)

「第42回沖縄の産業まつり」出展
会期:10月19日~21日
場所:奥武山公園(沖縄県)

「第13回読谷やちむんと工芸市」出展
会期:10月20日~21日
場所:Gala青い海(沖縄県)​

「第35回伝統的工芸品月間国民会議全国大会 福岡大会」出展
会期:11月2日~4日
場所:マリンメッセ福岡(福岡県)

「沖縄県琉球ガラス製造協同組合 共同販売」設置
会期:12月17日~
場所:RGC株式会社 琉球ガラス村(沖縄県)
2019年「第14回読谷やちむんと工芸市」出展
会期:11月2日~3日
場所:Gala青い海(沖縄県)
2020年「沖縄県琉球ガラス製造協同組合 共同販売」設置
会期:2月1日~
場所:一般社団法人 豊見城市観光協会 てぃぐま館(沖縄県)

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